第42話『龍馬暗殺』

なんだか薩摩って好きじゃないんですよね。
一番オイシイ思いしてますから。
長州みたいに一度ドン底を味わってみろよ!
同じ理由で公家も嫌いですね。
その中でも岩倉具視は最も嫌いです。


今回の『新選組!』ではそんな薩摩が黒幕という事になっていますね。
確かに薩摩からすればあの時期の龍馬は邪魔でしかない筈だし、
普通に考えられる説ですね。


もちろん薩摩は龍馬に恩義を感じてる部分は十分にあるはずだから、
恩義か、自分達の利益か。
どちらを取るかで薩摩の考えは変わってきそうです。
今回のドラマではあまり恩義を感じてるという訳でもなさそうですので、
普通に「邪魔だな。消すか」って事になってしまったんでしょう。



それにしても一番今回心に残ったのが、
中岡慎太郎と雑談している時に放った
「こんな風に馬鹿話だけして一生を送りたいぜよ」ってセリフですねー。


「世界の海援隊でもやりますかの」は聞けませんでしたけど、
結局坂本龍馬の結論はこれなんだと思いますね。
他愛もないバカ話をして暮らしたい、
そしてそんな世の中を作りたい…。
全然欲の無い人なんですよね。


日本を動かせるだけの力をもってるくせにそんな事言うのが余計格好イイ。
というか、薩長同盟大政奉還という一大事業をなし終えた
坂本龍馬だから言えるセリフですよ。
俺なんて望もうが望まなかろうが馬鹿話だけして一生を終えるんでしょうからw


本当に格好良い男です。
引き際の鮮やかさが人気の原因なのかもしれません。
惜しい人を亡くしたなぁ、
ドラマの中だけの話じゃなくて本当にそう思いますよ。
もし生きてたら日本はどう進んでいたんでしょうね。



しっかし、人斬り以蔵の話をするとは思いもしませんでした。
嬉しかったです。