新選組!総集編

総集編の出来は……まぁ、総集編だったなって感じです。
たった3時間半程度で何ができるって話ですよね。
仕方ないです。
これだけ濃縮されたお話を更に短くまとめるのは至難の業でしょう。
半端なモン見せられちゃって、DVD欲しくなっちゃたじゃないか。
買っちゃおうかなー……。



一年間見てきて。
本当まぁ、これほど面白いドラマはなかったです。
幕末に関しては多少の予備知識もあり、結構好きでもあります。
新選組に関しては主要3人と藤堂、芹沢の名前に、
池田屋事件、京都での治安維持について知っていたくらいですが、
その新選組坂本龍馬やら桂小五郎やら佐久間象山やらと関係を持つ
クロスオーバー的な面白さがありました。


また新見さんやら殿内義雄やら、
そして最後の最後に大村達尾君まで、
脇役にもしっかり焦点をあてて描いた点にも好感がもてました。
池田屋のために散々出てきた望月亀弥太とかも。


そういう脇役ロックオンな話は自分にとっては美味しすぎるんですけど、
はたして普通の視聴者に受けるかどうか。
八月十八日の政変とかちょっと説明不足な感がするし、
最終話の虎徹だって、近藤勇の愛刀だって予備知識の無い人には分からないよ。
話がこんがらがっていた人も少なくないはず。


それにも関わらずそれなりの視聴率を維持しつづけたのは、
脚本の良さ、そして役者さんの熱演の賜物でしょう。
脚本三谷幸喜により抜擢された多くの舞台俳優の実力は流石でした。
本当に良いものは理解されるものです。



いよいよ総集編も終わり、
NHKの大河のページに行くとそこには『義経』と書かれるようになってしまいました。
紅白のジョン・健・ヌッツォで本当に最後なんだなぁ…。
一年の間ずっと楽しみにしつづけただけに、寂しさも他のドラマとかとは訳が違う。
やっぱりDVD買っちゃうかー!?


あ、一応一年間感想書き続けてきた自分を多少褒めてやりたいw