第39話『将軍、死す』

うわーん!!



谷三十郎が死んでしまいました。



どうもこの大河では、試衛館の面子に坂本龍馬
後は勝海舟佐久間象山等以外はどうも小者に描かれる傾向がありますので、
谷三十郎さんも実際はもっと格好よい人物だったのでしょう。
…多分。
でも自分は小者に描かれていた谷三十郎さんが好きでした。


根岸友山、武田観柳斎と一緒に
空気読めない連合を組むことができそうな実力者な彼。
池田屋事件以降全く活躍がなく、
武田観柳斎と共にイロモノ扱いされて散々な彼でした。
前回は介錯失敗という出番がありましたけど。


そんな谷兄貴、脱走するところを斎藤一に見つかってしまい、
全てを悟ったように槍を構える姿。
迂闊にも彼のことを本気で『格好良い』と思ってしまいました。


新選組5本の指に入る斎藤。
谷兄貴も槍の扱いは相当な腕前であり、決してザコではないんです。
ただのザコは相手の力量を見間違えますが、
彼ほどの腕前だと、斎藤との実力差も明確に分かると思います。
それでも引かない谷兄貴。


死に場所をそこに見つけたのでしょうね。
勝ち目はありませんが、斎藤相手にまったく怖気づいていません。*1
弟の万太郎が死なずにすんだだけでも、彼は満足だったと思います。

*1:彼のことだからラッキーを期待したかもしれませんけど(笑)